【「アニメ喋り」の蔓延】
「アニメ喋り」声優の蔓延


TwitterにUPしていた冬コミ用の漫画ですが、この「アニメ喋り」に関しては実際にどういうものかサンプルを用意した方が分かりやすいと思って軽く収録してみました。

日常系作品ではこういう芝居の事です。↓

○日常系








所々、「ッ!」という不自然な息の音が入ってるのが分かるでしょうか?
特に激しい動きをしているわけでもないのにこういう不自然な喋り方がアニメ声優業界(主に男性)で蔓延しています。
(一度気になりだすと非常にわざとらしく、鬱陶しい芝居でもあります。)


その他にも興奮している様な作品でも不用意な息台詞にし過ぎるせいで息が足りなくなり、息継ぎが多様される事があったり…

○興奮系









実際に怒ったり興奮したりしたときに喋ると分かるのですが、文節ごとに息を全部使い切るような喋り方はまずせず、体が興奮状態を維持しているため、息もキープされるのです。

「興奮」を声の形だけ作って気持ちと体が作れておらず、雰囲気だけでやるとこのような事態に陥ります。勢いで何となくあっているように感じても…よくよく考えると不自然な喋りではあるのです。ブレスノイズもうるさいですしねぇ…


ベテランさんも言われている「声優をやるな!役者をやれ!」というのはこういうことで、声優は声だけで芝居をするのではなく全身で芝居をしなければいけないという事だと思います。

ただでさえ芝居というのはある意味「嘘」ですから…その「嘘」に「如何に真実味を持たせるか?」というのが役者の永遠の課題でもあったり…難しいですねぇ…(; ・`ω・´)