先日、配信中に「とびだせどうぶつの森」で噂になっているという、話題の「アイカ村」(夢番地:2600-0218-7298)に行ってきましたが・・・
独特の世界観、そして多くの謎に包まれているこの村にドはまりしてしまい、最近では仕事中でも、記憶を頼りに、このアイカ村の考察を行っていました。
でも、仮説を立て、そしてある所までいくとそれが矛盾してしまい、またやり直しという事を繰り返して、なかなか謎が一つにつながらなくて、ここしばらくずっとヤキモキしてます。
でも、ようやくある程度まとまってきたので、一度整理する意味も込めてブログに書いてみようと思います。
独特の世界観、そして多くの謎に包まれているこの村にドはまりしてしまい、最近では仕事中でも、記憶を頼りに、このアイカ村の考察を行っていました。
でも、仮説を立て、そしてある所までいくとそれが矛盾してしまい、またやり直しという事を繰り返して、なかなか謎が一つにつながらなくて、ここしばらくずっとヤキモキしてます。
でも、ようやくある程度まとまってきたので、一度整理する意味も込めてブログに書いてみようと思います。
以下はネタバレが多く含まれますので、まだ行った事のない方、また、自分で謎を解かれるという方は、この先は読まないようにしてください。
まず、ベッドのすぐ横にプレゼントがあり、
中にはこの村の至る所にある「にんぎょう」が入っています。
もしかしたら作者からの、「この人形の気持ちになって、この村をお楽しみください」というメッセージなのかもしれないですね。
<1件目の家>
ここで登場するアイカちゃんは、お母さんを愛してる普通の子供にみえますね。
そして、1件目のアイカ邸ですが、家の周りにカーネーションがたくさん植えられています。
「母の日」にお母さんに感謝を込めて贈ったりする物ですが、ここで注目して欲しいのが、入り口近くにある「白いカーネーション」。
調べたところ、一般的に白いカーネーションは「亡くなった母親」に贈る物とされています。
つまり、アイカちゃんのお母さんはすでに亡くなっているのではないでしょうか?
ということは、アイカちゃんが言っているお母さんは、もしかすると新しい二人目のお母さん?
家の中は、楽しそうな誕生日パーティー?の風景と・・・
「お母さん」と「楽しそうな家族」と「ペットの犬?」の絵がありました。
この家は、おそらくですがアイカちゃんの理想を形にしたものではないかと思います。
というのも、アイカちゃんを示す記号は赤い「にんぎょう」だと僕は思っているので、このマネキンを使った表現は本物のアイカちゃんじゃないと思います。
だけど、絵に描いてある格好から、アイカちゃんを模してはいるようなので、アイカちゃんの理想を表現していると、僕は判断しました。
ということは、この3枚の絵の意味は、入り口の白いカーネーションの事も加味すると、「お母さんが死んじゃって悲しかったけど、新しいお母さんが出来たから、もう悲しくなくなるかもしれない。また、お父さんと一緒に3人で楽しく暮らしたい。ペットも飼ってみたら、もっと楽しくなりそう。お願いしてみようかな?」ということではないでしょうか?
<2件目の家>
先ほどの1件目とは打って変わって、迷路のような植木と落とし穴に翻弄されながらたどり着いた2件目のアイカ邸。
もしこの風景がアイカちゃんの心情を表しているのなら、何とか正常を保とうとしつつも、色々な事があって心がぐちゃぐちゃになりつつあるのかな・・・とも思いました。
アイカちゃんの台詞も、だんだんおかしくなってきています。
この、非常口のマークが表示されている電光掲示板によって作られた、迷路のような部屋。
この情景から、アイカちゃんが「一刻も早くこの場から逃げ出したいけど、それが出来ない」という、追い詰められた葛藤を感じました。
では一体、何から逃げ出そうとしているのか?
奥の部屋には、人形が並べられて、その中にアイカちゃんを模していると思われる人形もありました。
しかし、全員が背を向けていて、こちらに気づかないような印象を受けます。
一体何に気づかないのか・・・部屋を回転させてみると・・・
恐ろしく憎しみの篭ったような目が飾られていました。
最初は、アイカちゃんの目なのかとも思ったのですが、ここまで憎しみを持つ理由が思い当たらない・・・となると、他に候補としてあがってありそうなのは・・・新しいお母さん?
でも、なぜ新しいお母さんがアイカちゃんを憎しみの篭った目で見るのか?
他の部屋には、おそらく「アダムとイブ」を模したであろう像も飾られていました。
実際はダビデ像ですけど・・・裸の男女と蛇とリンゴというチョイスで、「エデンの園追放」の場面を表現したかったのかと。
ここも調べてみると、、「善悪の知識の実を食べた事により、罰として、蛇は腹這いの生物となり、女は妊娠の苦痛が増し、また、地(アダム)が呪われることによって、額に汗して働かなければ食料を手に出来ないほど、地の実りが減少する」とありました。
そして、楽園を追放された後、イブはカインとアベルという子供を生みます。
つまり、この部屋で表現したかったのは、イブが妊娠しているということではないでしょうか。
おそらく、アダム=お父さん、イブ=新しいお母さんだと仮定すると、新しいお母さんに、赤ちゃんが出来たと予想できます。
補足ですが、イブはアダムの2番目の妻(1番目はリリス)なので、ちょっと前ですが白いカーネーションから新しいお母さんだと仮設を立てましたが、多分、合っているのではと思います。
新しいお母さんからすると、「夫は愛してはいるものの、なぜ前妻の愛の結晶であるこの娘を私が育てなくてはいけないのか・・・しかも、今度生まれてくる子供は、正真正銘、私と夫の愛の結晶・・・ますます、この娘が邪魔になってきて憎たらしい」と言ったところではないでしょうか?
そう考えると、先ほどの部屋の憎しみの篭った目の理由も納得出来ます。
更に補足として、「エデンの園追放」に関しては、実を食べてしまった事が怖くなって、アダムも巻き添えにしてしまったという背景もあり、解釈としては「イブに否がある」という考えもあるそうです。
拡大して解釈すると「イブに否がある」=「新しいお母さんに否がある」という考えも出来そうです。
先ほどの2つの部屋を総合的に考えると、お母さんの憎しみについて、アイカちゃんはなんとなく感じてはいるものの、小さいから逃げ出すことも出来ず、しかも周りがその憎しみに気づいてくれない、誰も助けてくれないということを表現しているのではないでしょうか?
この家には、もう一つ部屋がありますが・・・ここは一見、楽しそうな誕生日会?の風景。
しかし、部屋を回転させてみると・・・
アイカちゃんの人形の後ろに「凶器」が隠されています。
まだパッと見は分からないものの、内面的にはお母さんに対する憎しみが少しずつ生まれてきていることを表しているのかもしれません。
<3件目の家>
3件目の家に行く途中でまた別のアイカちゃんに会いましたが・・・
明らかに様子がおかしくなっています・・・
この3件目の家の前で「しゃぼんだま」を見つけました。
他の所にも袋は落ちてたりするのですが、中身がしゃぼんだまだったのはここだけでした。
何か意味があるかもと思い、調べてみたら、童謡「しゃぼんだま」が「生まれてすぐに死んでしまったわが子を思って作った歌」ということが分かりました。
ということは・・・先ほど、新しいお母さんが妊娠しているかもという仮説とあわせると、赤ちゃんは死産してしまったのかもしれません。
そして、家の中に入ると、迷路のような本棚に囲まれた部屋と、以前は後ろにあった「凶器」が今度は前に置かれています。
以前は気づかれないような表現だったのに、今回は露骨に分かるように表現されている。
つまり、アイカちゃんの憎しみが、隠しきれないくらい、表に出るくらいに強くなってしまったことを表しているのではないでしょうか?
この本棚も、おそらくアイカちゃんの「知識」だと仮定し、村歌が「いちねんせいになったら」ということから推察すると、小学校に入って知識を得れば得るほど、新しいお母さんの理不尽さを理解してきてしまい、でもお母さんの愛情も欲しいアイカちゃんは、その葛藤のためにこのような本棚の迷路を作り上げてしまったと考えられます。
そして気になるのは、このアイカちゃんの本棚の裏側に隠れるようにして…
アイカちゃん人形の黒バージョンが置いてありました。
最初は、アイカちゃんの別人格、人形の色が黒いことから、「悪の人格」が裏側に生まれてしまった…と仮定したのですが、すでに表の人格で凶器を見えるように配置するという表現を使っているのに、更に悪の人格というような表現を使うだろうか?とも思ったので、ここでは「アイカちゃんの友達の一人が、アイカちゃんの危険な変化に気付いてしまった。」というように仮設を立ててみました。
ちょっと前にあった2件目の家の「誕生日会?」の情景でも、同じ人形がありましたし…
そう仮定することで、この後の謎も(ちょっと強引とは思いつつも)説明がつくと思ったので。
その説明は、とりあえず後回しにします。
別の寂れた部屋では、ピアノとイースターエッグが8個並べられていました。
イースターエッグは「復活祭(イースター)の休日もしくは春を祝うための、特別に飾り付けられた鶏卵」との事で、この卵が象徴しているのは、「墓」と「そこから復活する命」だそうです。
ですが、この情景を見ても、とても祝われてるようには見えません。
復活が祝われなかった…つまり、卵は「墓」のまま、「死んだまま」であるという事を表しているのではないでしょうか?
8個という数も、おそらくはアイカちゃんの年齢を表しているのではと推察されます。
村歌が「いちねんせいになったら」ということから、この村の物語のスタート時の年齢は7歳、そして、ここでは卵が8個並べられていることから、8歳になったとき…つまり一年後の現状を表しているのだと思います。
祝われずに卵は「墓」のまま…ずっと死んだまま…それが、8歳になった時のアイカちゃんの状態だったのではないでしょうか?
3件目の家の前にあった「しゃぼんだま」から、新しいお母さんの赤ちゃんは死産してしまい、そしてその責任をおそらくは憎んでいたアイカちゃんに押し付け、更に酷い扱いをしたのでは無いかと思います。
理不尽な恨みを押し付けられ、しかも逃げることも出来ない…正に生地獄だったと思われます。
この本棚で隠れてしまっている絵のように、心の奥底では、まだ「家族で楽しく暮らしたい」「お母さんに褒められたい」という願望があるものの、新しいお母さんからの酷い仕打ちを受け、色々な思いで心がぐちゃぐちゃになってしまい、それを思い出すことも難しくなっているのだと思います。
別の部屋は、ショーケースに入れられた「しかけ絵本?」と「アルバム?」があり、周囲は紙が散らばっている様に見えます。
おそらく、「しかけ絵本?」は幼児と楽しさ、「アルバム」は思い出を表していると思います。
つまり、小さかった時の楽しい思い出を表現しており、ショーケースに入っているのは、「何人たりとも犯させない」という思いを表しているのではないでしょうか?
では、周りの散らばっている紙は何なのか?
ここまで来ると、おそらくは「新しいお母さんとの忘れたい思い出」と予想するのは容易いと思います。
先程、ショーケースは「何人たりとも犯させない」と書きましたが、もしかしたら「絶対に思い出に、記憶に嫌なことを戻させない」という思いもあるかもしれないですね。
嫌なことを忘れよう、楽しい思い出にすがっていこうとすることで、何とか理性を保とうとする必死さを感じます。
でも、散らばっているだけで残っている…何とか忘れようとしているのに忘れられない、残酷な情景に見えます。
また別の部屋は、今まで以上に異常性を感じさせる情景になっています。
部屋一面に描かれた「お母さん」の絵と、所々に「犬」や「家族」の絵も。
一見、「お母さんの愛情に飢えている」ようにも見えたのですが…何も写っていないテレビをジーっと見ているアイカちゃんをみて、「自己催眠」を行なっているように僕は思いました。
「私はお母さんが大好き…私はお母さんが大好き…」
「お母さんも私が大好き…お母さんも私が大好き…」
「お母さんのあの行為は、愛情表現なんだ…お母さんのあの行為は、愛情表現なんだ…」
そうやって、無理やり現状を正当化しようとし、段々とアイカちゃんの精神は歪んでいったのではないでしょうか?
ここの部屋の解釈が一番悩みました…
おそらく今までと同じようにアイカちゃんの心象風景なんでしょうが、いくつか意味が理解できないアイテムがありましたから。
一個一個理由付けをしていくのなら…
「カゴの中の鳥」とその前にある「譜面台」は「束縛され、自由に飛ぶことも歌うことも出来ない」という、お母さんのアイカちゃんの今までの扱いを示しているのかと思います。
何をするにしても自由は無かった、娯楽すらも取り上げられていたのではないでしょうか?
先程も書きましたが、生きながらも死んだような生活状況だったのかもしれないです。
そして「人の形の線が書いてあるベッド」ですが、やはりこれは「お母さんの殺害現場」かなと。
アイカちゃんが8歳だとすると、普通にお母さんを殺害するには寝込みを襲うしか無かったと思いますし、ベッドの側にある「望遠鏡」は、お母さんの隙を伺って、そして殺害に及んだことを示しているのでは無いでしょうか?
ただ、この殺害に関してですが、もしかしたら「憎しみ」ではなく「歪んだ愛情」の結果なのかなとも思いました。
この前に紹介した異常な部屋で「お母さんの行為は愛情表現」と意識をすり替えてしまったアイカちゃんは、お母さんにも愛情を返そうと「歪んだ愛情表現」を実行してしまったのでは無いかと思います。その結果、お母さんは死に至ってしまった。
この部屋に飾ってある、不似合いな「お母さんの絵」を見ていると、憎んでいるようには見えないので、そんな考えに至ってしまいます。
そして、ベッドの横で「ゆりかご」を見ているアイカちゃん人形を見ていると、不気味なくらい平常心な印象を受けました。
あんな異常なベッドが側にあるにも関わらずです。
もしかしたら、お母さんが死んでしまった(殺してしまった)ことも理解していないのかも知れないですね。
ゆりかごを見つめているのも、生まれてくるはずだった赤ちゃんの死を受け入れられてないようにも思います。
最後に、部屋の隅にある「手紙」などは、まだ残っていたアイカちゃんの正常な部分が行った、外部への「SOS」を表現しているのかと思いました。
しかし、その側にある「砂が落ちきった砂時計」が、時既に遅し、手遅れな状況を示しているように思います。
<4件目の家>
4件目の家の前で、また別のアイカちゃんに会いましたが・・・
何を言ってるか分かりません…
もう完全に異常性が表に出てしまっているようです。普通の人としての思考が完全に壊れてしまったのかも知れないです…
この4件目は、1件目とレイアウトが同じですが…状況が全く違います。
1件目が「アイカちゃんの理想」を表しているのだとしたら…この4件目が表しているのは「現実」でしょうね…
「新しいお母さん」による育児放棄(ネグレクト)によって、家の中は荒れ果ててしまった悲しい現実を表しているのだと思います。
なんとか家事をやろうとした形跡もありますので、それはアイカちゃんが自分で必死に家事をやって新しいお母さんに報いようとした努力の後のようにも見えます。
2階は、おそらくこれは現実の心象風景でしょうね。
1件目の夢溢れる情景と比べると、異常性と悲しさを感じてしまいます。
純真さを表していたかのような「壁際の人形」たちはみな背を向け、今のアイカちゃんの心の中は、純真さとは真逆であることを示しているように感じます。
アイカちゃん人形の前にも凶器が平然と置かれ、アイカちゃんの異常性を際立たせており、更にアイカちゃんの理想を表したと思われた絵も、黒く塗りつぶされていました。
塗りつぶしたのは、「手に入らなかったこと」を表しているのかと思います。
「優しいお母さん」、「家族に愛される自分」、「ペットの犬」は、アイカちゃんに与えられることは無かった…
しかし、ここで気になるのは「ペットの犬」です。
なぜなら、今までの家の中で、「ペットの犬」を表しているものが無かったからです。
ですが、2件目の家の南側に墓が10個並んでおり…
そこを掘り返すと「犬小屋」が出てきました。
この10個の墓は一体何を表しているのか…
おそらくですが、2件目の「誕生日会?」に出ていた友人を殺して埋めたのでは無いかと思いました。
アイカちゃんを除けると、出席していたのは11人、墓の数は10個ですが、崖の側にある手袋をもう一人のものとカウントするとちょうど数が合います。
では、なぜ友人たちを殺して犬小屋と一緒に埋めたのか?、そして墓が11個では無いのか?
ここはおそらくですが、3件目の家が関係していると思います。
アイカちゃんは、新しいお母さんからの虐待で、心が壊れかけていた…
しかし、それでも何とか取り繕おうとする内、段々と思考と行動が異常化してしまい、1件目のアイカちゃんの理想の絵の「犬を変えたら幸せだろうな…」という願望から、「犬を飼ったら幸せになれる!」というような歪んだ思考を持つようになってしまったのではないでしょうか。
そしてあろうことか、アイカちゃんの誕生日を祝ってくれた友人たちを、自分のペットにしようという異常な考えを持ってしまったのではないでしょうか。
アイカちゃんにとって、自分がこんなに苦しんでいるのに気付いてくれない人は友人じゃない…だったら、今度からペットとして扱って、自分の幸せに貢献してもらおうというような思考が働いたのでは無いかと思います。
しかし、このアイカちゃんの異常性に気付いた一人の友人がいて、アイカちゃんを何とか止めようとした。
でも出来なかった…逆に、アイカちゃんの狂気に押し切られ、友人ペット化に協力させられてしまった。
3件目で、新しいお母さんの死因を考察したように、アイカちゃんの歪んだ愛情表現によって、友人たちは次々に死んでしまう。
お墓には、「今度こそは私のペットとして生まれ変わってね。」という願いを込めて、犬小屋と一緒に墓に埋められた。
そして、協力させられた友人は、罪の意識にたえられなくなり、自ら崖から飛び降り、自殺した…
もしくは、最後の最後で協力を拒んで、アイカちゃんに突き落とされてしまった…
アイカちゃんは、ペットの犬(候補)も、そして友人をも失うことになった…
これが、4件目の家で犬の絵が消されてた、そして犬小屋が埋められた10個の墓と手袋が落ちていた真相では無いかと考えました。
(ここは自分でも、ちょっと強引な考察だとは思います。でも他に思いつかない…)
そして、1階奥の部屋は、柵に仕切られて、アイカちゃんを表現しているであろう人形が2つ、そして周りから見られているような情景…
最初は裁判のようにも思えたのですが、四方八方から見られているようなので、ちょっと違うように思いました。
どちらかというと監視…そして、柵ではなく檻を表しているのかも…
この2つのキーワードで思い浮かんだのは「精神病院」でした。
考えてみれば、凶悪犯罪を犯したとしても、アイカちゃんの年齢を考えると罪に問えない…この国だと更生を促されるのでは無いかと思います。
そして、アイカちゃんは新しいお母さんからの虐待によって精神的に壊れてしまっているので、精神病院に入れられ、監視されながら精神面での治療が行われ、更生処置が取られていった。
その結果、昔の正常なアイカちゃんの精神に回復することが出来た。
しかし、それは同時に異常な時の精神状態をも理解してしまう結果になってしまった…
それが、柵の中にいる「2人のアイカちゃん」が表しているものではないでしょうか。
精神面を治療された結果、正常と異常、両方の思考を共有することになってしまった…
そして、アイカちゃんは、自分の行なってしまった罪も理解し、その罪に耐え切れず…
自ら海に身を投げ、命を絶ってしまった…
この浜辺にあった靴は、おそらくアイカちゃんの遺品では無いかと思います。
そして、アイカ村のストーリーとしてはラストになりますが、1件目の家の崖下に墓があり、途中で手に入れられる「ダイバースーツ」を来て、その墓には行くことが出来ます。
その墓には「がいこつ」と「人形」、そして「タイムカプセル」が埋められていました。
1件目の家の近くにあることから、「がいこつ」はおそらく「優しかった最初のお母さん」、そして「人形」は、遺体が見つからないアイカちゃんの代わりに、お母さんとあの世で幸せになってほしいという願いを込めて埋められたんじゃないかと思います。
ということは、埋めたのは…お父さんじゃないかとは思います。
お父さんは、このアイカ村では存在感を感じないのですが、おそらく「新しいお母さん」も、そして虐待を受けていた「アイカちゃん」も、お父さんにはバレないように隠していて、お父さんは気付かず蚊帳の外だったのかなと…
そして気付いた時には全てが手遅れだった…
「タイムカプセル」は中身を見ることは出来なかったのですが…もしかしたら作者からのアイカ村の真相が書かれたメッセージでも入っているのかな?とも思いました。
以上が、僕なりのアイカ村の考察です。
途中、ちょっと強引な部分もありましたが…もっと良い考察が思い浮かんだら、もしかしたら今後も修正を加えるかもしれないです。
いつか、真相が明かされる時が来るんですかね?
楽しみです♪
まず、ベッドのすぐ横にプレゼントがあり、
中にはこの村の至る所にある「にんぎょう」が入っています。
もしかしたら作者からの、「この人形の気持ちになって、この村をお楽しみください」というメッセージなのかもしれないですね。
<1件目の家>
ここで登場するアイカちゃんは、お母さんを愛してる普通の子供にみえますね。
そして、1件目のアイカ邸ですが、家の周りにカーネーションがたくさん植えられています。
「母の日」にお母さんに感謝を込めて贈ったりする物ですが、ここで注目して欲しいのが、入り口近くにある「白いカーネーション」。
調べたところ、一般的に白いカーネーションは「亡くなった母親」に贈る物とされています。
つまり、アイカちゃんのお母さんはすでに亡くなっているのではないでしょうか?
ということは、アイカちゃんが言っているお母さんは、もしかすると新しい二人目のお母さん?
家の中は、楽しそうな誕生日パーティー?の風景と・・・
「お母さん」と「楽しそうな家族」と「ペットの犬?」の絵がありました。
この家は、おそらくですがアイカちゃんの理想を形にしたものではないかと思います。
というのも、アイカちゃんを示す記号は赤い「にんぎょう」だと僕は思っているので、このマネキンを使った表現は本物のアイカちゃんじゃないと思います。
だけど、絵に描いてある格好から、アイカちゃんを模してはいるようなので、アイカちゃんの理想を表現していると、僕は判断しました。
ということは、この3枚の絵の意味は、入り口の白いカーネーションの事も加味すると、「お母さんが死んじゃって悲しかったけど、新しいお母さんが出来たから、もう悲しくなくなるかもしれない。また、お父さんと一緒に3人で楽しく暮らしたい。ペットも飼ってみたら、もっと楽しくなりそう。お願いしてみようかな?」ということではないでしょうか?
<2件目の家>
先ほどの1件目とは打って変わって、迷路のような植木と落とし穴に翻弄されながらたどり着いた2件目のアイカ邸。
もしこの風景がアイカちゃんの心情を表しているのなら、何とか正常を保とうとしつつも、色々な事があって心がぐちゃぐちゃになりつつあるのかな・・・とも思いました。
アイカちゃんの台詞も、だんだんおかしくなってきています。
この、非常口のマークが表示されている電光掲示板によって作られた、迷路のような部屋。
この情景から、アイカちゃんが「一刻も早くこの場から逃げ出したいけど、それが出来ない」という、追い詰められた葛藤を感じました。
では一体、何から逃げ出そうとしているのか?
奥の部屋には、人形が並べられて、その中にアイカちゃんを模していると思われる人形もありました。
しかし、全員が背を向けていて、こちらに気づかないような印象を受けます。
一体何に気づかないのか・・・部屋を回転させてみると・・・
恐ろしく憎しみの篭ったような目が飾られていました。
最初は、アイカちゃんの目なのかとも思ったのですが、ここまで憎しみを持つ理由が思い当たらない・・・となると、他に候補としてあがってありそうなのは・・・新しいお母さん?
でも、なぜ新しいお母さんがアイカちゃんを憎しみの篭った目で見るのか?
他の部屋には、おそらく「アダムとイブ」を模したであろう像も飾られていました。
実際はダビデ像ですけど・・・裸の男女と蛇とリンゴというチョイスで、「エデンの園追放」の場面を表現したかったのかと。
ここも調べてみると、、「善悪の知識の実を食べた事により、罰として、蛇は腹這いの生物となり、女は妊娠の苦痛が増し、また、地(アダム)が呪われることによって、額に汗して働かなければ食料を手に出来ないほど、地の実りが減少する」とありました。
そして、楽園を追放された後、イブはカインとアベルという子供を生みます。
つまり、この部屋で表現したかったのは、イブが妊娠しているということではないでしょうか。
おそらく、アダム=お父さん、イブ=新しいお母さんだと仮定すると、新しいお母さんに、赤ちゃんが出来たと予想できます。
補足ですが、イブはアダムの2番目の妻(1番目はリリス)なので、ちょっと前ですが白いカーネーションから新しいお母さんだと仮設を立てましたが、多分、合っているのではと思います。
新しいお母さんからすると、「夫は愛してはいるものの、なぜ前妻の愛の結晶であるこの娘を私が育てなくてはいけないのか・・・しかも、今度生まれてくる子供は、正真正銘、私と夫の愛の結晶・・・ますます、この娘が邪魔になってきて憎たらしい」と言ったところではないでしょうか?
そう考えると、先ほどの部屋の憎しみの篭った目の理由も納得出来ます。
更に補足として、「エデンの園追放」に関しては、実を食べてしまった事が怖くなって、アダムも巻き添えにしてしまったという背景もあり、解釈としては「イブに否がある」という考えもあるそうです。
拡大して解釈すると「イブに否がある」=「新しいお母さんに否がある」という考えも出来そうです。
先ほどの2つの部屋を総合的に考えると、お母さんの憎しみについて、アイカちゃんはなんとなく感じてはいるものの、小さいから逃げ出すことも出来ず、しかも周りがその憎しみに気づいてくれない、誰も助けてくれないということを表現しているのではないでしょうか?
この家には、もう一つ部屋がありますが・・・ここは一見、楽しそうな誕生日会?の風景。
しかし、部屋を回転させてみると・・・
アイカちゃんの人形の後ろに「凶器」が隠されています。
まだパッと見は分からないものの、内面的にはお母さんに対する憎しみが少しずつ生まれてきていることを表しているのかもしれません。
<3件目の家>
3件目の家に行く途中でまた別のアイカちゃんに会いましたが・・・
明らかに様子がおかしくなっています・・・
この3件目の家の前で「しゃぼんだま」を見つけました。
他の所にも袋は落ちてたりするのですが、中身がしゃぼんだまだったのはここだけでした。
何か意味があるかもと思い、調べてみたら、童謡「しゃぼんだま」が「生まれてすぐに死んでしまったわが子を思って作った歌」ということが分かりました。
ということは・・・先ほど、新しいお母さんが妊娠しているかもという仮説とあわせると、赤ちゃんは死産してしまったのかもしれません。
そして、家の中に入ると、迷路のような本棚に囲まれた部屋と、以前は後ろにあった「凶器」が今度は前に置かれています。
以前は気づかれないような表現だったのに、今回は露骨に分かるように表現されている。
つまり、アイカちゃんの憎しみが、隠しきれないくらい、表に出るくらいに強くなってしまったことを表しているのではないでしょうか?
この本棚も、おそらくアイカちゃんの「知識」だと仮定し、村歌が「いちねんせいになったら」ということから推察すると、小学校に入って知識を得れば得るほど、新しいお母さんの理不尽さを理解してきてしまい、でもお母さんの愛情も欲しいアイカちゃんは、その葛藤のためにこのような本棚の迷路を作り上げてしまったと考えられます。
そして気になるのは、このアイカちゃんの本棚の裏側に隠れるようにして…
アイカちゃん人形の黒バージョンが置いてありました。
最初は、アイカちゃんの別人格、人形の色が黒いことから、「悪の人格」が裏側に生まれてしまった…と仮定したのですが、すでに表の人格で凶器を見えるように配置するという表現を使っているのに、更に悪の人格というような表現を使うだろうか?とも思ったので、ここでは「アイカちゃんの友達の一人が、アイカちゃんの危険な変化に気付いてしまった。」というように仮設を立ててみました。
ちょっと前にあった2件目の家の「誕生日会?」の情景でも、同じ人形がありましたし…
そう仮定することで、この後の謎も(ちょっと強引とは思いつつも)説明がつくと思ったので。
その説明は、とりあえず後回しにします。
別の寂れた部屋では、ピアノとイースターエッグが8個並べられていました。
イースターエッグは「復活祭(イースター)の休日もしくは春を祝うための、特別に飾り付けられた鶏卵」との事で、この卵が象徴しているのは、「墓」と「そこから復活する命」だそうです。
ですが、この情景を見ても、とても祝われてるようには見えません。
復活が祝われなかった…つまり、卵は「墓」のまま、「死んだまま」であるという事を表しているのではないでしょうか?
8個という数も、おそらくはアイカちゃんの年齢を表しているのではと推察されます。
村歌が「いちねんせいになったら」ということから、この村の物語のスタート時の年齢は7歳、そして、ここでは卵が8個並べられていることから、8歳になったとき…つまり一年後の現状を表しているのだと思います。
祝われずに卵は「墓」のまま…ずっと死んだまま…それが、8歳になった時のアイカちゃんの状態だったのではないでしょうか?
3件目の家の前にあった「しゃぼんだま」から、新しいお母さんの赤ちゃんは死産してしまい、そしてその責任をおそらくは憎んでいたアイカちゃんに押し付け、更に酷い扱いをしたのでは無いかと思います。
理不尽な恨みを押し付けられ、しかも逃げることも出来ない…正に生地獄だったと思われます。
この本棚で隠れてしまっている絵のように、心の奥底では、まだ「家族で楽しく暮らしたい」「お母さんに褒められたい」という願望があるものの、新しいお母さんからの酷い仕打ちを受け、色々な思いで心がぐちゃぐちゃになってしまい、それを思い出すことも難しくなっているのだと思います。
別の部屋は、ショーケースに入れられた「しかけ絵本?」と「アルバム?」があり、周囲は紙が散らばっている様に見えます。
おそらく、「しかけ絵本?」は幼児と楽しさ、「アルバム」は思い出を表していると思います。
つまり、小さかった時の楽しい思い出を表現しており、ショーケースに入っているのは、「何人たりとも犯させない」という思いを表しているのではないでしょうか?
では、周りの散らばっている紙は何なのか?
ここまで来ると、おそらくは「新しいお母さんとの忘れたい思い出」と予想するのは容易いと思います。
先程、ショーケースは「何人たりとも犯させない」と書きましたが、もしかしたら「絶対に思い出に、記憶に嫌なことを戻させない」という思いもあるかもしれないですね。
嫌なことを忘れよう、楽しい思い出にすがっていこうとすることで、何とか理性を保とうとする必死さを感じます。
でも、散らばっているだけで残っている…何とか忘れようとしているのに忘れられない、残酷な情景に見えます。
また別の部屋は、今まで以上に異常性を感じさせる情景になっています。
部屋一面に描かれた「お母さん」の絵と、所々に「犬」や「家族」の絵も。
一見、「お母さんの愛情に飢えている」ようにも見えたのですが…何も写っていないテレビをジーっと見ているアイカちゃんをみて、「自己催眠」を行なっているように僕は思いました。
「私はお母さんが大好き…私はお母さんが大好き…」
「お母さんも私が大好き…お母さんも私が大好き…」
「お母さんのあの行為は、愛情表現なんだ…お母さんのあの行為は、愛情表現なんだ…」
そうやって、無理やり現状を正当化しようとし、段々とアイカちゃんの精神は歪んでいったのではないでしょうか?
ここの部屋の解釈が一番悩みました…
おそらく今までと同じようにアイカちゃんの心象風景なんでしょうが、いくつか意味が理解できないアイテムがありましたから。
一個一個理由付けをしていくのなら…
「カゴの中の鳥」とその前にある「譜面台」は「束縛され、自由に飛ぶことも歌うことも出来ない」という、お母さんのアイカちゃんの今までの扱いを示しているのかと思います。
何をするにしても自由は無かった、娯楽すらも取り上げられていたのではないでしょうか?
先程も書きましたが、生きながらも死んだような生活状況だったのかもしれないです。
そして「人の形の線が書いてあるベッド」ですが、やはりこれは「お母さんの殺害現場」かなと。
アイカちゃんが8歳だとすると、普通にお母さんを殺害するには寝込みを襲うしか無かったと思いますし、ベッドの側にある「望遠鏡」は、お母さんの隙を伺って、そして殺害に及んだことを示しているのでは無いでしょうか?
ただ、この殺害に関してですが、もしかしたら「憎しみ」ではなく「歪んだ愛情」の結果なのかなとも思いました。
この前に紹介した異常な部屋で「お母さんの行為は愛情表現」と意識をすり替えてしまったアイカちゃんは、お母さんにも愛情を返そうと「歪んだ愛情表現」を実行してしまったのでは無いかと思います。その結果、お母さんは死に至ってしまった。
この部屋に飾ってある、不似合いな「お母さんの絵」を見ていると、憎んでいるようには見えないので、そんな考えに至ってしまいます。
そして、ベッドの横で「ゆりかご」を見ているアイカちゃん人形を見ていると、不気味なくらい平常心な印象を受けました。
あんな異常なベッドが側にあるにも関わらずです。
もしかしたら、お母さんが死んでしまった(殺してしまった)ことも理解していないのかも知れないですね。
ゆりかごを見つめているのも、生まれてくるはずだった赤ちゃんの死を受け入れられてないようにも思います。
最後に、部屋の隅にある「手紙」などは、まだ残っていたアイカちゃんの正常な部分が行った、外部への「SOS」を表現しているのかと思いました。
しかし、その側にある「砂が落ちきった砂時計」が、時既に遅し、手遅れな状況を示しているように思います。
<4件目の家>
4件目の家の前で、また別のアイカちゃんに会いましたが・・・
何を言ってるか分かりません…
もう完全に異常性が表に出てしまっているようです。普通の人としての思考が完全に壊れてしまったのかも知れないです…
この4件目は、1件目とレイアウトが同じですが…状況が全く違います。
1件目が「アイカちゃんの理想」を表しているのだとしたら…この4件目が表しているのは「現実」でしょうね…
「新しいお母さん」による育児放棄(ネグレクト)によって、家の中は荒れ果ててしまった悲しい現実を表しているのだと思います。
なんとか家事をやろうとした形跡もありますので、それはアイカちゃんが自分で必死に家事をやって新しいお母さんに報いようとした努力の後のようにも見えます。
2階は、おそらくこれは現実の心象風景でしょうね。
1件目の夢溢れる情景と比べると、異常性と悲しさを感じてしまいます。
純真さを表していたかのような「壁際の人形」たちはみな背を向け、今のアイカちゃんの心の中は、純真さとは真逆であることを示しているように感じます。
アイカちゃん人形の前にも凶器が平然と置かれ、アイカちゃんの異常性を際立たせており、更にアイカちゃんの理想を表したと思われた絵も、黒く塗りつぶされていました。
塗りつぶしたのは、「手に入らなかったこと」を表しているのかと思います。
「優しいお母さん」、「家族に愛される自分」、「ペットの犬」は、アイカちゃんに与えられることは無かった…
しかし、ここで気になるのは「ペットの犬」です。
なぜなら、今までの家の中で、「ペットの犬」を表しているものが無かったからです。
ですが、2件目の家の南側に墓が10個並んでおり…
そこを掘り返すと「犬小屋」が出てきました。
この10個の墓は一体何を表しているのか…
おそらくですが、2件目の「誕生日会?」に出ていた友人を殺して埋めたのでは無いかと思いました。
アイカちゃんを除けると、出席していたのは11人、墓の数は10個ですが、崖の側にある手袋をもう一人のものとカウントするとちょうど数が合います。
では、なぜ友人たちを殺して犬小屋と一緒に埋めたのか?、そして墓が11個では無いのか?
ここはおそらくですが、3件目の家が関係していると思います。
アイカちゃんは、新しいお母さんからの虐待で、心が壊れかけていた…
しかし、それでも何とか取り繕おうとする内、段々と思考と行動が異常化してしまい、1件目のアイカちゃんの理想の絵の「犬を変えたら幸せだろうな…」という願望から、「犬を飼ったら幸せになれる!」というような歪んだ思考を持つようになってしまったのではないでしょうか。
そしてあろうことか、アイカちゃんの誕生日を祝ってくれた友人たちを、自分のペットにしようという異常な考えを持ってしまったのではないでしょうか。
アイカちゃんにとって、自分がこんなに苦しんでいるのに気付いてくれない人は友人じゃない…だったら、今度からペットとして扱って、自分の幸せに貢献してもらおうというような思考が働いたのでは無いかと思います。
しかし、このアイカちゃんの異常性に気付いた一人の友人がいて、アイカちゃんを何とか止めようとした。
でも出来なかった…逆に、アイカちゃんの狂気に押し切られ、友人ペット化に協力させられてしまった。
3件目で、新しいお母さんの死因を考察したように、アイカちゃんの歪んだ愛情表現によって、友人たちは次々に死んでしまう。
お墓には、「今度こそは私のペットとして生まれ変わってね。」という願いを込めて、犬小屋と一緒に墓に埋められた。
そして、協力させられた友人は、罪の意識にたえられなくなり、自ら崖から飛び降り、自殺した…
もしくは、最後の最後で協力を拒んで、アイカちゃんに突き落とされてしまった…
アイカちゃんは、ペットの犬(候補)も、そして友人をも失うことになった…
これが、4件目の家で犬の絵が消されてた、そして犬小屋が埋められた10個の墓と手袋が落ちていた真相では無いかと考えました。
(ここは自分でも、ちょっと強引な考察だとは思います。でも他に思いつかない…)
そして、1階奥の部屋は、柵に仕切られて、アイカちゃんを表現しているであろう人形が2つ、そして周りから見られているような情景…
最初は裁判のようにも思えたのですが、四方八方から見られているようなので、ちょっと違うように思いました。
どちらかというと監視…そして、柵ではなく檻を表しているのかも…
この2つのキーワードで思い浮かんだのは「精神病院」でした。
考えてみれば、凶悪犯罪を犯したとしても、アイカちゃんの年齢を考えると罪に問えない…この国だと更生を促されるのでは無いかと思います。
そして、アイカちゃんは新しいお母さんからの虐待によって精神的に壊れてしまっているので、精神病院に入れられ、監視されながら精神面での治療が行われ、更生処置が取られていった。
その結果、昔の正常なアイカちゃんの精神に回復することが出来た。
しかし、それは同時に異常な時の精神状態をも理解してしまう結果になってしまった…
それが、柵の中にいる「2人のアイカちゃん」が表しているものではないでしょうか。
精神面を治療された結果、正常と異常、両方の思考を共有することになってしまった…
そして、アイカちゃんは、自分の行なってしまった罪も理解し、その罪に耐え切れず…
自ら海に身を投げ、命を絶ってしまった…
この浜辺にあった靴は、おそらくアイカちゃんの遺品では無いかと思います。
そして、アイカ村のストーリーとしてはラストになりますが、1件目の家の崖下に墓があり、途中で手に入れられる「ダイバースーツ」を来て、その墓には行くことが出来ます。
その墓には「がいこつ」と「人形」、そして「タイムカプセル」が埋められていました。
1件目の家の近くにあることから、「がいこつ」はおそらく「優しかった最初のお母さん」、そして「人形」は、遺体が見つからないアイカちゃんの代わりに、お母さんとあの世で幸せになってほしいという願いを込めて埋められたんじゃないかと思います。
ということは、埋めたのは…お父さんじゃないかとは思います。
お父さんは、このアイカ村では存在感を感じないのですが、おそらく「新しいお母さん」も、そして虐待を受けていた「アイカちゃん」も、お父さんにはバレないように隠していて、お父さんは気付かず蚊帳の外だったのかなと…
そして気付いた時には全てが手遅れだった…
「タイムカプセル」は中身を見ることは出来なかったのですが…もしかしたら作者からのアイカ村の真相が書かれたメッセージでも入っているのかな?とも思いました。
以上が、僕なりのアイカ村の考察です。
途中、ちょっと強引な部分もありましたが…もっと良い考察が思い浮かんだら、もしかしたら今後も修正を加えるかもしれないです。
いつか、真相が明かされる時が来るんですかね?
楽しみです♪
いろいろ想像してボロ泣きした